高齢者の増加を反映してか、最近、テレビでは健康に関する番組が多くなって、書店にも健康、栄養、運動などの本が所狭しとばかり展示されています。それぞれ同じような内容もありますが、矛盾するような内容や相反する新しい学説もあります。情報が氾濫するのは良い事でしょうが、自分にとってどれを取り入れれば良いのか迷ってしまいます。
健康寿命の延伸には、栄養、運動、社会参加が重要という説には納得していますが、具体的には、何を食べ、どんな運動をすれば良いのかとなると決断が難しくなります。情報として載ったものをすべて取り入れるのは困難ですし、盛り沢山取り入れたからといって長く実行していけるものでもありません。個人差もあるので、自分の体質や事情も考えて幾つか良さそうなものを選び、生活習慣になるまで続けて実践していくのが良いのかな……と考えています。
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プラシーボ効果という法則があって、水道水を「これは良薬だ」と言われて信じ、飲み続けたら病気が治ったという症例があるように、良いと思って実行すれば、脳と免疫力が有効に働いて病状が回復するという事も参考になります。あれこれ迷って中途半端で終わるより「これが良いのでは」と思ったものを励行することが大切なのかもしれません。
運動については、出来るだけ全身の部位を動かす様な運動で、継続して行うことが大切であると言われています。立派な運動プログラムを組み立てても、一人で続けるのは難しく、途中でやめてしまう人が多いのが現状だそうです。
そんな場合は、布施新町の公園で行われている朝の健康体操に参加するのも良い方法でしょう。大勢で行うので途中で挫折することもなく長く続けられます。
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また、誰でもいつでも気軽に参加できます。1週間3回(3公園で輪番)実施していますので、都合に合わせて随時どの公園にでも参加することが出来ます。
健康体操は適度な運動が大切で、自分の体質、体調に合わせて体を動かしていれば良いわけですから、体力のある人は強めに、あまり無い人はそれなりに負荷を考えて運動する様にしたいものです。公園まで行くのはウォーキング、公園で行うのは健康体操と考えて、楽しく大らかにゆきましょう。
また、人の集まりの中に加わることは、立派な社会参加にもなります。
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(2017年4月2日 第3公園 山田 武良)
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